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横断歩道の白と黒の間

セクシュアルマイノリティの人が書くブログ

性同一性障害特例法の小梨要件が小栗旬に見える件。

FtM GID LGBTのこと

こんにちは。

 

頭痛が痛い陽さんです。

 

鼻炎の薬の副作用なのかしら。

 

ちょっと、やめてほしいわ。

 

ということで。

 

昨今、なんだか、戸籍上の性別の変更要件が動きそうな悪寒予感。

 

それで、まぁ界隈が騒いでいる感じ。

 

件の事件の内容はこちら。

 

性同一性障害のフィットネス会員が提訴へ 京都:朝日新聞デジタル

 

どこかにこの方の事情を詳細に書いたものがあったのですが見つけられませんでした。

 

まず、小梨要件(こなしようけん)ってなんなの?っていうところから。

 

性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律

 

毎度おなじみになってきました、特例法。

 

(性別の取扱いの変更の審判)
第三条 家庭裁判所は、性同一性障害者であって次の各号のいずれにも該当するものについて、その者の請求により、性別の取扱いの変更の審判をすることができる。
 二十歳以上であること。
 現に婚姻をしていないこと。
 現に未成年の子がいないこと。
 生殖腺がないこと又は生殖腺の機能を永続的に欠く状態にあること。
 その身体について他の性別に係る身体の性器に係る部分に近似する外観を備えていること。

 

この、第三条三項「現に未成年の子がいないこと」という部分。

 

これを通称「子なし要件」と呼んでいます。(小梨はネットスラングです)

 

この要件は、成立当初は「現に子どもがいないこと」だったのですが

 

2008年に改正されています。

 

成立参法の紹介 性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律の一部を改正する法律

 

それにより、性別変更できる人たちがより多くなった、ということですね。

 

この法律が一番最初に施行されたのは、2004年です。(成立は2003年)

 

その時点で、日本に性同一性障害の方が一人もいなかったわけではありません。

 

むしろ、その存在は可視化されず、自分はキチガイなんじゃないかと悩み

 

人知れず、自分の中にだけ秘めて、社会で生きていくために

 

結婚して、子どもを産んで(育てて)きた人もいたでしょうね。

 

そういう人たちを救いましょうよ、と法律を改定したわけですね。

 

なぜ、この条件になったのか、そのあたりは、やっぱり。

 

変えてゆく勇気―「性同一性障害」の私から (岩波新書)

変えてゆく勇気―「性同一性障害」の私から (岩波新書)

 

 

コレに書いてあるわけですね。何か上川さんの回し者みたいになってますけどもw

 

ちゃんとまとめてある本が少なすぎるんですよね。

 

んで、話を戻すと。

 

とにかく、第一段階としては、世間により迎合されやすい形にし

 

そのあと、何年かかけて、完成させましょう、というのがこの法律。

 

なので、まぁ手術要件に関しても、ずーっと議論されているわけです。

 

そして。今回の話。

 

どの立場から、話すか、にもよると思うんですね、コレ。

 

子どもの立場や、奥さんの立場。

 

そして、当事者の立場。

 

それから、第三者の立場。

 

特例法が施行された時、僕は10代後半でした。

 

もしも、このとき僕が20代後半か30代だったら。

 

おそらく僕は、結婚して子持ちで、この法律を知ったことでしょう。

 

そして、自分の苦悩の原因を知り、絶望したことでしょう。

 

ここで、全てを捨て、自分の為の人生を生きるのか

 

家族の人生を守るために、自分を犠牲にするのか。

 

悩んで悩んで、苦悩は更に深まることでしょう。

 

10代後半という早い段階で

 

性同一性障害」が可視化された社会で生きてきた

 

クソ餓鬼がナマいってんじゃねーよ。とお叱りを受けそうですが。

 

あえて。

 

僕個人の見解です。

 

僕個人としては、この法律は、このままでいいと思っています。

 

ですが、現状のままでは良くないとも思っています。

 

法律がいけないのではなく

 

この法律ではすくい上げることの出来ない人間に対するセーフティネットがないことが

 

問題であると思っています。

 

今回の小梨要件問題に起因する戸籍が変更できない人に対して

 

社会においてどのように扱うのか

 

その部分が確立してないからこその問題だと考えています。

 

今回のコナミの件は、奥さんやお子さんの理解もあり、現状があるようですが

 

もしお子さんが成人したとしても、家族という形を書類上なくさなければ

 

戸籍の性別は変更できません。

 

「現に婚姻していないこと 」という要件がありますので。

 

ものすごく複雑な問題であることがわかります。

 

様々な批判の飛び交う問題ですが

 

僕個人は、どうやったら、この人を、そして家族を救えるのか?

 

という部分を考えていくべきでは?と思うのです。

 

特にこの方は、SRSを終えています。

 

この方が性別変更を望んでいるのか否かはわかりませんが

 

性別変更が治療(苦痛緩和)にあたるのか

 

社会で生きていくための手段となるのかは

 

個々人それぞれありますから一概には言えませんが

 

SRSを終え、性別変更をしていない人に対し

 

なんらかの緩和処置があってもいいのかな?と思います。

 

戸籍上の性別というのは、記録でしかなく

 

生まれた時の外観検査の性器の形状によるものです。(ソースなし)

 

そんなものに翻弄されている界隈ですけれども。

 

戸籍上男性が女性更衣室やお手洗いを使うことの是非は

 

理屈だけじゃなんともならない部分があることは重々承知です。

 

僕ですら訝しがられるわけですし。

 

その上で、女性に対して配慮し、当事者にも配慮できる仕組みはないのかなぁと

 

モヤモヤしています。

 

この裁判の判決が判例となり、大きく流れが変わると思われます。

 

そのときにまた、界隈が騒がしくなるのでしょうね。

 

どんな結果であれ、これによって、誰かが切り捨てられ

 

救われない結果にだけはならないことを願います。

 

 

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